【特集】知って学ぼう!習志野分屯基地(前編)

新隊員:大川2等空士インタビュー
「私が高射隊を志した理由、同期、そして未来」

Q:「大川さん、本日はよろしくお願いいたします!」
大川2士「よろしくお願いいたします!」

Q:「まずご出身と入隊された時期を教えていただけますか?」
大川2士「私は千葉県千葉市出身で2019年4月に航空自衛隊に入隊いたしました。」

Q:「え!今年の4月ですか!」
大川2士「はい、まだ入隊してから半年です。」

Q:「(半年と思えぬ凛々しさに驚きながら)それでは入隊に至る切っ掛けや、なぜ自衛隊を希望されたのか教えていただけますか」
大川2士「自分は入隊前に自動車の整備専門学校に行っておりましたので、自衛隊の航空機の電源車などを触ってみたいと思っていました」

Q:「(思わぬマニアック度に驚きながら)電源車の方ですか! 航空機や戦闘機に乗りたい、整備をしたいとは思いませんでしたか?」
大川2士「航空機と自動車は別の物だと思っていますので、航空機の整備士やパイロットを目指すよりも車両に携わりたいと思いました。」

Q:「確かに全く違う乗り物ですね、なるべくして自衛官になられ、来るべくしてトラックの多い1高隊に来られていますね!(笑)」
大川2士(照)

Q:「ご家族やご親戚に元自衛官はいらっしゃいますか?」
大川2士「全くおりませんでしたが、家から近かった為に自衛隊の存在は知っておりました。」
Q:「やはり生まれた時から地元に自衛隊がある、知っているって大きいですね!先日の(習志野駐屯地)花火大会も物凄い人が集まっていましたね。」
大川2士「あんなに近く花火が見れるお祭りはなかなかありませんので、子供の頃から良く見ていました。」
Q:「まだご入隊されて半年でいらっしゃるとの事なのですが、自衛隊同期の絆という物を多くの方から伺い、ちょっと憧れているところもあるのですが、大川さんは基礎教育過程が終わり今まさに同期の皆さんとの絆をお持ちになられたと思いますが、同期ってどんな存在でいらっしゃいますか?」
大川2士「今の自分にとって一番長い同期はやはり教育隊の同期になるのですが、最初は全員が何も解らない所から始まり、皆で意見を出し合ったり、自分だけその状況をクリアできても全員でそこを乗り越えた事にならない為に支え合ったり、教え合ったりしていく事で信頼が築かれて行った感じがします」

Q:「自分などの場合、同期というと中学高校時代の友達?という感覚になってしまうのですが、そこは学生の頃の同期とは感覚が違う物でしょうか?」
大川2士「そこは全然違うと思います。学生時代は友達という関係に近いと思いますが、自分達は自衛隊を選んで入隊した同志ですので、とりあえず一般企業に入社したような感覚というよりも、何か志す物をそれぞれ持って入っていると思っています。それが無ければ自衛隊を目指してはいないかもしれませんので、同じ志を持つ仲間という存在かもしれません。」

Q:「入隊前に不安はありませんでしたか?」
大川2士「自分の整備学校は少し荒れた生徒もいましたので、自衛隊に入ってもそういう人もいるのではないかと不安になっていましたが、入隊してみるとそういった事は一切なく、不安はなくなりました。」

Q:「今プライベートでも教育隊の同期のみなさんとは接点がありますか?」
大川2士「今は(同期は)全国に配属されて離れてしまいましたが、まだスマホの同期のグループも残っていますので班長に今の仕事の連絡をしたり、近況を伝えたり、最近同期が入間の勤務になったので、連休のときには久しぶりに東京にいる同期で集まって会ったりしています。」

Q:「ちなみに大川さんのご趣味は何でしょうか?」
大川2士「自分は高校1年からバンドをやっていましたので、今でも楽器を演奏します。」
Q:「(バンドと聞いて動揺を隠せない隠れメタルのインタビュアー)!!バンドを始めた切っ掛けは何ですか?」
大川2士「以前、『けいおん!』というアニメが流行って、興味を持ちました。 バンドってそれぞれレパートリーの役割があって、何をしてはいけないという制限も少なくて軽音楽部に入りました。 自分はもう少しうるさい音楽をやりたかったので部活は抜けてその後は友人とオリジナルをやって全国に行ったり、自分達主催のイベントなどもやったりしていました。」
Q:「ちなみにパートは何をされていましたか?」
大川2士「ドラムとギターと、ベースも少しやっていました。」
Q:「凄い!4人しかいないバンドで重宝される万能タイプですね!今でもプライベートではバンド活動をされていますか?」
大川2士「今はバンドに力を入れていなくて楽器も触れていないのですが、たまに教育隊のメンバーでやったりしています。」
Q:「先ほどちらっと広報さんから伺ったのですが、今度の55周年イベントでは地元の習志野高校の軽音楽部のみなさんがゲスト出演してくださるそうですね。」
大川2士「習志野高校の軽音楽部は自分が高校の軽音楽部に所属している時に実際に演奏している姿を見ていますので、いかに凄い演奏をするか、どれだけすごいクオリティかを知っています。今回も全国に行っていますし、軽音楽って少し軟派な印象があると思いますが、非常に厳しい部で、筋力トレーニングやボイストレーニングなどを本格的に取り入れている吹奏楽部に近いようなプロフェッショナルな部です。」
Q:「ゲストの習志野高校さん、本格的な軽音楽部といいますと、ジャズとかフュージョン系を演奏されるのでしょうか?」
大川2士「軽音楽ですので、皆さんの知っているような流行りのポップソングを演奏されると思いますので、楽しんで聞いていただけると思います。」

Q:「現在、第1高射隊ではどんな部活動が行われていますか?」
大川2士「今は野球、サッカー部が活発です!」
Q:「大川さんが率いる1高隊軽音楽部なんていかがですか?」
大川2士「自分はヘタクソですので、部活動というよりも、好きな時に友人とたまにスタジオに入る程度が似合っています(笑)、それよりも車両の整備に関する趣味が合う人と自動車部など活動してみたいと思っています。」
Q:「お仕事の車両整備を部活動でさらに磨く!こんな前向きな若いかたがいるなんて!感激しました。」

Q:「それでは将来について少しお聞かせください。まだ入隊から半年でいらっしゃいますが、この先5年10年20年と自衛隊に携わられるとした際、どんなプロフェッショナルなベテラン隊員を目指したいですか?」
大川2士「まず直近の目標として、今は自衛官候補生の二期性ですので、一般曹侯補生の方に行きたいと思っています。先々の目標としては整備の知識を誰よりも有して、言われたこと、聞かれた事に対し的確に指示して現場を統率できるような現場の長を目指したいと思います。」
Q:「お話を伺っていて嬉しくなってきてしまいました。なんだか日本の未来は明るい気がしてきますね。あ、そうでした!これを伺っておかなくてはなりませんので質問させてください。 今、彼女はいますか?」
大川2士「いません!」
Q:「募集中ですか?」
大川2士「今は仕事を頑張らなくてはなりませんが・・・」
Q:「募集中ですと記載しておきます(笑) 本日はお忙しい中、大変ありがとうございました!高射隊のお仕事これからも頑張ってください!」
大川2士「ありがとうございます!がんばります!」

次回、第1高射隊 単独取材「後編」予告!

前編では習志野に所在する第1高射隊の歴史と装備、新隊員さんの素顔を学ぶ事ができました!
いよいよ後編では地対空誘導弾ペトリオットミサイルの機動〜発射〜換装訓練に密着!
そして第1高射隊初の女性高射運用幹部である恩田3尉にロングインタビューを掲載予定です!お楽しみに!

  • 地対空誘導弾ペトリオットミサイルシステムの機動展開訓練に密着!
  • 「1高隊」初の女性高射運用幹部、恩田3等空尉ロングインタビュー!
  • 地域3市が支援!地元の高校生らとの共演が実現した創隊55周年記念イベントとは!?
  • 「JSDF in ART」〜自衛官のいる世界〜 第1高射隊

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